これから臓器移植手術を受ける方へ
人には外から入ってきた異物を非自己(自分のものではないもの)と認識して、排除する免疫という機能があります。移植された臓器も非自己であるため、これを排除しようと免疫反応がおこります。これを拒絶反応といいます。
拒絶反応をおこす免疫は、もともと生体にとって必要な働きですが、拒絶反応が強くおきると移植された臓器の働きが失われ、生命に影響を及ぼすことがあります。そのため、拒絶反応をうまくコントロールする必要があり、免疫抑制剤が用いられます。その結果、免疫の働きを抑えようとするあまり、細菌などに対する抵抗力もなくなり、思いもよらない感染症をおこしてしまうことがあります。
生涯を通じた口腔管理で予防を!
専門的な口腔ケアや予防を行うことにより、
口腔内の細菌を減らし、思いもよらない感染症の発症リスクを下げます。
歯科では・・・
- ①手術に問題となることがないか、口腔内をチェックします。
- ②むし歯や歯周病の検査をし、問題があれば治療します。
- ③口腔内の専門的なクリーニングを行います。
- ④口腔内の衛生管理方法(セルフケア)を、患者さんの状態に合わせて指導します。
- ⑤免疫抑制剤は、長い間服用しなくてはなりませんので、定期的な歯科受診が必要です。
- ①手術に問題となることがないか、口腔内をチェックします。
- ②むし歯や歯周病の検査をし、問題があれば治療します。
- ③口腔内の専門的なクリーニングを行います。
- ④口腔内の衛生管理方法(セルフケア)を、患者さんの状態に合わせて指導します。
- ⑤免疫抑制剤は、長い間服用しなくてはなりませんので、定期的な歯科受診が必要です。